2020年11月08日

札幌・探偵社のみちくさ話 離婚のときの口約束

(株)アイシン探偵社 代表の高橋です。


当社は札幌で様々な調査を承っております。


今回は「離婚時の約束」について。


離婚には3つの離婚があります。


1.裁判での判決離婚


2.調停離婚


3.協議離婚


このうち協議離婚が離婚全体の95%になります。


裁判離婚での判決や調停での離婚合意書などがある場合は


問題はありませんが、協議離婚の場合は注意が必要です。


例えば夫の浮気が発覚する。


妻が浮気を問いただすと夫はあっさりと事実関係を認める。


そして妻が離婚を決意する。


離婚にあたって妻が夫に条件を要求した。


慰謝料は300万円、養育費は月4万円。


夫は慰謝料はいっぺんに払えないので毎月5万円、養育費4万円の合計9万円を払うと約束。


そして後日、離婚が成立。


だが夫は何の支払いもしてこない。


妻が夫に連絡すると夫は「何のことですか」と言ってくる。


妻が「約束を守ってよ」と言っても夫は「何の約束ですか」としらばっくれる。


妻は大きなミスをおかしていました。


公正証書にしていなかったのです。


仮に離婚後に調停を申し立てて、養育費を取り決めすることはできる。


だが慰謝料の請求は非常に困難である。


探偵はハッキリと言います。


協議離婚においての約束事は必ず公正証書にしてください。


公正証書にしておけば、相手が支払いを滞った場合、


相手方の給与の差し押さえなどが可能です。




posted by 札幌探偵 at 00:00| 北海道 ☔| 札幌 | 更新情報をチェックする